初めてのフィリピン旅行｜両替とクレジットキャッシングはどっちがお得？実体験レポート

はじめてのフィリピン旅行。ビーチリゾートや美しい海、美味しいローカルフードに心を弾ませながらも、「現地での支払いってどうすればいいんだろう？」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

2025年5月、私たちは福岡空港からマニラを経由し、エルニドまで旅行してきました。旅の準備の中で特に悩んだのが「現地通貨PHP（フィリピンペソ）をどう手に入れるか」でした。この記事では、実際の体験をもとに、空港での両替とクレジットカードのキャッシングを徹底比較し、どちらが得か、またどう使い分けると安心かを解説します。

Contents

空港両替 vs クレジットキャッシング徹底比較
初フィリピン旅行には、少額両替＋現地キャッシングがベスト！
まとめ：お金の準備で旅の快適さが変わる
- 💳 今回使用したのは楽天カードと楽天銀行カード

空港両替 vs クレジットキャッシング徹底比較

福岡空港での両替レートはかなり割高！

出発直前、福岡空港の両替所で日本円をPHPに交換しようとしたところ、提示されたレートは「1php＝3.3円」。仮に20,000PHP必要であれば、約66,000円必要になります。

為替レート（インターバンクレート）が「1php＝2.6円」だったため、実に2割以上の手数料が加算されていました。

さらに驚いたのは、帰国後にPHPから日本円に再両替する際のレートが「1php＝2.16円」だったこと。これを計算してみると──

1万円をPHPに両替 → 約3,030php
それを再び日本円に戻す → 約6,500円

往復で35%近く価値が減ってしまうという事実。現金を全額空港で両替するのは、やはり賢い選択とは言えません。

楽天カードでのキャッシングは？実体験レポート

今回、私が実際に使用したのは楽天カード（MasterCard）です。

フィリピン・エルニドのホテルロビーにあるATMでキャッシングを試しました。以下はその詳細です。

キャッシング額：10,000php（約3,030円）
ATM画面に表示された手数料：250php（約650円）
実際の請求：楽天カードの明細では506円
実質年利：18%（1ヶ月の利息は約147円/1万円）

※ATMの1回あたりのキャッシング額上限は10,000PHPでした。

10,000PHPを2回（20,000php）キャッシングした場合のコスト：

項目	金額
キャッシング手数料（506円×2）	1,012円
金利（1ヶ月分）	約764円
合計コスト	約1,776円

一方、空港で同じ額（20,000php）を得ようとすると、約66,000円が必要で、実質手数料は約14,000円にもなります。

とはいえ、キャッシングにも注意点アリ

少額を複数回キャッシングすると、毎回手数料がかかる
ATM操作はすべて英語。慣れていないと不安になる
クレジットカードを紛失したら現金が引き出せない

よって、日本国内で5,000円程度を両替して持っていくのが安心です。

初フィリピン旅行には、少額両替＋現地キャッシングがベスト！

個人的な見解ではありますが、目次に示した通り、初めてのフィリピン旅行には空港等で少額の日本円を両替をし、あらかじめフィリピンペソを所持した上で、日の明るい時間帯や場所を選んでキャッシング、という手段が一番無難なように思います。

日本で5,000円程度を両替
旅先ではまとめてキャッシング
Grabやモールではクレカ払い対応
ローカル店舗では現金が必要

まとめ：お金の準備で旅の快適さが変わる

旅先での通貨の扱い方は、旅行の快適さに大きく影響します。

空港で全額両替はコスト高
クレジットカードのキャッシングは最安クラス
手数料や操作に注意しながら活用を
少額現金＋クレカ＋キャッシュレス併用が安心

💳 今回使用したのは楽天カードと楽天銀行カード

ぱぐ夫は楽天カード（MasterCardブランド）、ぱぐ自身は楽天銀行カード（JCBブランド）を現地で使用しました。ちなみにメインで使用しているカードは別にあり、普段使いしないものを選択しました。

残念ながら、ノーマル楽天カードでは海外旅行時の保険はほんの一部しかカバーされません。航空券やホテルを自ら予約・決済した場合は補償対象外のようです。補償対象となる例としてはツアーのパックを旅行代理店で予約して、それを楽天カードで決済した場合など。詳細は楽天カードのサイトで確認した方がいいですが、条件の狭さに驚きますよね・・・。まぁ年会費無料なのであまり大きい声で文句は言えません・・・。