フィリピン/留学/英語

留学で得るものとは?

留学したことで獣医大を卒業して獣医になれたのはもちろんですが、3週間の短期留学+4年間もの留学経験をそれだけにしてしまってよいものか、とふと思うことがあります。付加価値的に自分が得たものや今後に生かせるものが何か、考えてみました。

英語に対するハードルの低下(英語圏に限る)

これはもう、圧倒的に感じますね。日本語を扱うのと同程度とまではさすがにいきませんが、少なくとも文献を英語で探すことを苦に感じない程度には英語のハードルは下がりました。
ただ、卒業してたまにフィリピンの友人達とやりとりをしていて痛感するのは、その感覚も日に日に薄れてしまうということ。ハードルがまた徐々に上がってきているなと感じるので、
継続して英語を使う機会を増やす必要性を感じています。
一度習得したものを錆びさせないために必要なのは、日常的に使い続けることです。

行動力・コミュニケーション力の向上

今回のブログも含め、やろうと決めたらさっさと行動に移そうと思える行動力は、自分の財産になったかなと思います。生まれも育ちも平凡な自分が、外に一歩踏み出したことはかなり大きいことだったかなと^^
未熟で頭も悪かったけど、そこに関してだけは昔の自分を心から褒めてあげたいですね。
また、日本にいればなんとなく周りが気を回して助けてくれるようなことでも、海外ではそうはいきません。何か助けが必要なときは自分で動いて「助けが必要です」と働きかけるコミュニケーション力が必須となります。
そうでないと、誰にも何も気づいてもらえず、悶々として苦しい思いをするのは自分です。
期間が長ければ長いほど、留学経験者が自然と身につける力かなと思います。

生き抜く力

少々大げさな表現ではありますが、自分では全く無自覚だった点です。主人に聞いてみたところ、この答えが返ってきました。物事や人に対する許容度、あるいは寛容さと言い換えてもいいでしょう。いい意味で”適当”でいられるというのは、意外と簡単ではないと主人に言われました。

フィリピンは特に、生活環境はお世辞にも綺麗なところではありませんし、フィリピン大学獣医学部のキャンパスはマニラから2~3時間ほど南下した地方にあります。アリの浮いたスープ(もちろん毎回ではありません)、Gは日常的に道路の隅を元気に走り回っているような環境です。海外あるあるですが、当然温かいシャワーも出ません。確かに、自分が寛容にならないと生きていけないかもなと改めて思いました。実際別の記事でも書いた通り、九州保健福祉大学への入学時点で同級生30人のうち半数が留学希望者(獣医志望者)でしたが、そのうち10人以上が獣医学部への視察で留学を断念したほどです。

私の場合、整っていない生活環境に目をつぶっても、食生活が想像以上にマッチしたことが、許容度を上げた要因かなと思います。フィリピン料理については別記事でまた紹介予定です。

かけがえのない友人達

友人の存在は、4つの中で一番得られて良かったなぁと感じるものですね^^
辛いとき、苦しいとき、やはり自分の心の支えになるのは傍にいてくれる友人だなぁとつくづく思います。

当時は必死すぎて勉強でいっぱいいっぱいでしたが、実際振り返ってみると幸せな時間だったんだなぁとしんみり思い返したところでした。何にも代えがたい瞬間を、一人でも多くの人が味わうことができたらなぁと思います。海外留学、コロナ禍が過ぎたらぜひ②ご検討ください^^

ちなみに、コロナ禍に関して言えば、フィリピンでは4月頭に大きな感染の波が来ていたようです。現在は徐々に減少傾向にあり、友人にワクチンの接種状況を聞いたところ、聞いたその本人はすでに1回目のワクチン接種を終えたとのことでした。おそらく一般枠だと思うので、日本よりワクチンの普及早そうですね。

ABOUT ME
ぱぐ
30代会社員。現在2児の母。趣味は高配当株メンテ・探し、日本舞踊、油絵。リベ大のYoutube動画にハマってお金の勉強中。苦手なことは料理。