ちょっと自己紹介。現在30代会社員、3児の母で牛の臨床獣医やってます。今は3人目の育児休業中。福岡で牛の伝染性の皮膚病が海外から持ち込まれて心がざわざわしてます。広がりませんように・・・!!
二人目の出産を前に、一人目の出産レポートをよくよく考えてみるとしてなかったなと思い、備忘録として残すことにしました。誰得感がありますが、完全に自分の記録用です。笑
一応安産につながったポイントを自分なりに考察してみました。
●適宜ご飯(エネルギーになるもの)を食べる。
●陣痛チェッカーは程々でよい。それよりも寝てリラックスする方が◎
●破水していないなら湯舟に浸かる。
●背中や腰のあたりをさすってもらったり温めたりすると良い。
⇒リラックスできるので◎
●お産が始まったら本能に任せる。(いきむとき目は閉じない・息止めない)
陣痛開始?初産は分からないことだらけ。
9月某日。朝4時過ぎに生理痛に似た痛みで目が覚めました。なんとなく「お、これはもしや?」と思いながらも、前駆陣痛かな?とも考えたりして陣痛開始かどうか判断がつきませんでした。
朝ごはんも普通に食べれる程度で、痛みの波は不規則、最初は勘違いかなーとも考えていました。この頃、ちょうど新築引き渡しの間近ということもあり、建築中のお家の様子を見に行く位の余裕がまだありました。しかしお家に着いた位から徐々に痛みの波が定期的になってきたなーと感じていました。痛みの雰囲気は本当に生理痛に近いものでした。
初産婦、陣痛に対する感想「意外と耐えられる」
正午ごろに実家に戻ってきてからは短くて20分、長いと30分以上も間隔がずれていました。ただ、間隔が長いとはいえ、ある一定の間隔後に1分程度の短い痛みを繰り返していたので、これはさすがに本陣痛かなと思い始めていました。少しでも痛みを誤魔化したかったのと、眠気も相まって、半分寝ながら陣痛チェッカーをつけていたので、正確な間隔はつかめていませんでした。
13時過ぎ、さすがに食べて体力をつけとかないとと思い、あまり食欲がなかったものの、フルーツヨーグルトとカロリーメイト的なものを口にしました。生理痛のような痛みは徐々に増してきていました。ただ、痛みの波が過ぎれば全くと言っていいほどいつも通りでした。15~20分に痛みの間隔は短くなってきていました。
そろそろ湯舟浸かっとくか・・・
14時ごろ浴槽に温かいお湯を張って、湯舟に10分ほど浸かって温まりました。ここ、結構強調したいポイントです。湯舟で温まる!とある助産師さんのYoutube動画で勉強していたことを思い出し、実践してみました。ただし、これはまだ破水していない場合に限られます。破水後に浴槽に浸かったりすると膣内に細菌等が侵入して赤ちゃんに害をなす可能性があるからです。
幸いまだ破水していなかったので、湯舟に浸かって前後に体をゆすったりしました。入浴後落ち着いたころに陣痛の間隔を計ってみると10分をギリギリきるくらいに短くなってました。
もうだいぶ待ったろ!と思い産院に電話したところ、案の定「じゃぁ今すぐ来てくださーい」と許可(?)が出て産院に向かいました。
子宮口3~4㎝程度。初産の道のりはまだまだ長し。
産院に着いたのは14時半すぎ。待ち時間はさほどありませんでしたが、内診されて子宮口が3~4㎝程度の開きであると伝えられました。気持ちとしては「え、まだそんなもん?」という感じでした。
15時ごろ、そのまま入院が決まり、胎児の状態をみるためにモニターをとりつけ、1時間弱産院のベッドで身動きできないまま携帯をたまにいじりつつ時間が過ぎるのを待ちました。あのモニター時間ってほんと暇ですよね・・・。
初産だと時間がかかるのは職業柄重々承知しています。ネットのコラム等で出産レポを見ていると、人によっては72時間もかかっただとか、末恐ろしいことが書かれていたりしますよね。子宮口全開の目安は10㎝。ここからが長いのかな?とか痛みもここから壮絶になってくるのかしら・・・とか、何もできないモニター中に悶々と考えました。
入院3時間半経過後に分娩室へ歩いて移動。
モニターを取り終わってひとまず部屋に戻り、それからの数時間は部屋を少し薄暗くして主人に背中をさすってもらったり横になって寝たりしてできるだけリラックスするよう努めました。途中で助産師さんが子宮口の開き具合を確認にきたりして少しずつ開いている印象でした。そして18時半ごろ2~3分おきに陣痛の波がくるようになっていたのでナースコールをぽちり。看護師さんに内診されて分娩室への移動を支持されました。
助産師さんや看護師さんは患者さんをよく見てるんだなーと感じたことがありまして、というのも、出産が近いと妊婦さんの”表情”に変化があるのだそうです。どういう変化かを明確に言葉で伝えるのは難しいらしいのですが、なんとなく切迫感が滲み出てくるのだとか。部屋で内診したときはまだ余裕がありそうな顔つきだったけど、分娩室への移動中から表情に変化が出てきていたらしいです(無自覚)。
分娩室到着直後、子宮口は8㎝の開き
⇒30分後にはほぼ全開!
分娩室に到着後、助産師さんに子宮口の開き具合をチェックされました。後日談で聞きましたが、この段階で8㎝ほどの開きだったようです。夜間担当の助産師さんに引き継ぐタイミングだったため、分娩室にてしばし待機。点滴やら諸々準備が進められていく中、陣痛の間隔の波が短いこともあって呼吸が浅くなっていたのか、腕の力が抜けていくような脱力感がありました。そうこうしているうちに19時頃ようやく担当の助産師さんが到着しました。この時点で子宮口はほぼ全開だったとのこと。
いきむとき目は閉じない、呼吸を止めない、そこだけは意識していました。本能に任せて声を出したかったら出るままに出してました。決して静かなお産ではなかったですね。笑 赤ちゃんの頭がちょうど出てくるか出てこないかのところが一番力いっぱいいきみたくなって、陣痛の波が過ぎても息んでしまっていました。「息まなくていいよ~陣痛きてないでしょー?」とかって言われた覚えが。笑 このとき無理に息もうとしたのが産道損傷につながったかなーと自分の中で反省しています。19時に助産師さんが到着してすぐ本格的にお産が始まって、赤ちゃんが出てきたのはほぼ1時間後でした。
お産が想像以上に早く進んだことも、産道損傷につながったのかなと考えたりもしましたが、私がお産の進みをコントロールしたわけではないので、仕方なかったかなと思うに至りました。
産道損傷で出血多量。会陰縫合でさらに1時間。
1時間で産みきったのはよかったですが、正直お産のしんどさ以上に産後の会陰縫合の1時間の方が、私にとっては苦痛でした。産道の損傷が結構ひどかったようで、傷が深かったこともあり先生がだいぶ丁寧に縫って下さったらしいです。丁寧に縫って頂けてありがたかったのですが、それでもずっとチクチク縫われるあの感覚・・・。「ま、まだ終わりませんか・・・」って喉まで出かかってました。
まとめ
以上、振り返りレポートでした。私が思う、安産につながるポイントは
①適宜エネルギー補充
②とにかくできる限りリラックス
③破水前なら湯舟に浸かる
④お産は本能に任せる(いきむとき目は閉じない・息止めない)
2人目の出産も近々レポートあげますので乞うご期待(?)^^