寒い冬、特に朝や夜間にトイレを使うのが億劫になることはありませんか？幸い、我が家はそこまで寒くなる地域ではないので、問題なかったのですが、夫の実家は極寒の地であり冬のトイレは冷蔵庫より寒いです。
今回は、その極寒の地に住む義父のために購入したアイリスオーヤマ製人感センサー付セラミックヒーター（PCH-125D-W）を徹底レビューします！
実際に使ってみて感じたメリットやメリット、他の暖房器具との比較もしながら、その魅力を余すことなくお伝えします。
- 暖房器具を探している人
- 高齢で冬のヒートショック対策を考えている人
- どの暖房が自分の使い方に適しているか知りたい人
購入（5,980円@Amazon）のきっかけ
今回このセラミックヒーターを購入した理由は、夫宛に義母から「冬のトイレが寒くて高齢の義父が心配。暖房器具を手配して欲しい。」という連絡があり、いろいろな種類の暖房器具を検討した結果、今回の用途ではセラミックヒーターが最適ということで購入しました。
夫の実家は冬はかなり寒くなる地方で、以前、正月に帰省した際、トイレに置いてある温度計が（室内なのに）0℃を示しており、驚愕したことがあります。
これだけ寒ければ高齢者はヒートショックの可能性もあり、寒さ対策は必須だと思いました。
ヒートショックとは？
急激な温度変化により血圧が上下し、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める現象です。特に高齢者に多く見られ、冬の寒いトイレや浴室で発生することが多いとされています。
暖房器具の比較
条件にあう暖房器具を探す中で、世の中にはいろいろな種類の暖房器具があり、それぞれに特性があることがわかりました。以下の表に、それぞれの特徴を整理しました。
暖房器具は設置工事が不要なものを比較検討しました。
トイレの寒さ対策のための暖房器具なので、必要な条件をピックアップしてみました。
- 狭いトイレ空間で十分な暖房効果が得られること
- 二酸化炭素を排出せず、換気不要なこと
- 短時間の使用でも即暖性が高いこと
- 高齢者が使用するため消し忘れ防止機能と火災防止機能を備えていること
この条件を満たす暖房器具を探していたところ、アイリスオーヤマ製の人感センサー付セラミックヒーターがヒットしました。
アイリスオーヤマ製セラミックヒーター（PCH-125D-W）の特徴
購入したPCH-125D-Wには以下の魅力があります
すぐに温かくなる
電源を入れて約1秒で温風が出始めます。寒さが厳しい冬でも、すぐに温かい風で室内を暖めることが可能です。
サイズがコンパクト
幅約24cm × 視界約11.1cm × 高さ約34.1cmと、非常に小型で軽量（約2.1kg）です。 狭い場所でも邪魔にならず、持ち運びも簡単です。
吸気口は本体の左右にそれぞれ設けられています。
安全機能
- 人感センサーを搭載
人感センサーにより、センサーの範囲に人がいると自動的に電源がオンになり、センサーの範囲から人が出ると電源がオフになるため、電源の切り忘れの心配はありません。 - 転倒時の電源オフ機能搭載
本体が倒れても自動で電源がオフになる機能がついています。万が一の場合も安心です。
本体の右上に人感センサーがあります。人感センサーの設定で運転する際、このセンサーを中心に上下60度左右90度の範囲に人を感知すると稼働します。
操作の簡単さ
運転モードは4種類：
- 連続運転（弱・強）
- 人感センサー運転（弱・強）
操作は、シンプルでわかりやすいダイヤル式のスイッチです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ヒーター セラミックファンヒーター 人感センサー付 1200W（~8畳）PCH-125D-W実際に使ってみて感じたこと
良かった点
実際に使ってみて良かった点を説明します。
人感センサーが優秀
センサーの範囲内で動きを感じるとすぐに電源が入り、約1秒で温風が出てきます。毎回、電源を入れる手間がなく、電源の切り忘れる可能性もありません。
設置場所を選ばない
吸気口が左右にあるため、必要以上に壁から離して設置する必要がなく、背面は壁から約10cm離すだけで大丈夫です。吸気口がある左右も壁から30cm離すだけで設置が可能です。狭いトイレや脱衣所にも設置しやすいです。
安全性の高さ・転倒時の電源オフ機能
実際に稼働中の本体を傾けてみたところ、本体が70度くらい傾いたところで電源が切れました。うっかり足にあたったり、地震で本体が転倒した際に自動で電源がオフになることで火災を防止できるのはかなり安心感があります。
コンパクトで軽量
重量が約2.1kgと軽く、必要な場所に簡単に移動できるポイントも便利です。本体も持ち運びを想定しているのか、片手で簡単に持てるよう背面に持ち手用のくぼみがあります。
気になる点
使ってみて少し気になる点もありました。その点について解説します。
人感センサー稼働後の電源オフまでが長い
人感センサーの範囲から人が離れた後、電源が切れるまで3分かかります。3分という時間はやや長く感じました。 電気代のことを考えると、もう少し短くても良い気がしました。
電気代が高い
消費電力が50Hz時の強モードで1200W、弱モードで600W、60Hz時の強1100W※とやや高めです。一般的な電気料金を27円/kWhとして1時間当たりの電気代を計算すると、
- 50Hz時の強モードで1200W：32.4円
- 50Hz時の強モードで600W：16.2円
- 60Hz時の強モードで1100W：29.7円
です。他の暖房器具の1時間当たりの電気代が、エアコン(88～12畳)22.63円、こたつ3.1円～6.2円、電気毛布0.31円～2.3円などに比べると、電気代は高い部類に入ります。
※60Hz時の弱モードでの消費電力は分かりませんでした。
センサーの誤作動が心配
私が使用してみた限りでは誤作動はありませんでした。ただ、取扱説明書の記載内容を見ると直射日光や風で動くカーテンなどで誤作動が発生する可能性があるとのことでした。
また、かなりの厚着をしている人は人感センサーが人の体温を検知できない可能性があり、センサーが動作しない可能性もあるとのことでした。
低温火傷の可能性
セラミックヒーターから噴出される温風はただちに火傷をする程の高温ではありません。しかし、長時間体の同じ部位でヒーターの温風を浴びていると低温火傷の可能性がありますし、稼働中の温風吹き出し口を触ると火傷の可能性があるので注意が必要です。
全体的な使用感
ここまでアイリスオーヤマ製の人感センサー付セラミックヒーター（PCH-125D-W）のメリット・デメリットについて解説してきました。
いくつかのデメリットが気になるところですが、実際に使ってみて、運用方法でデメリットを気にせず使うことが可能だと感じました。
まず、電気代が高いという点ですが、トイレに設置して使うことを想定すると、一日に何時間も稼働しているでしょうか？せいぜい30分というところでしょうか。仮に強モードで使ったとしても一日16円くらいです。1ヶ月で480円程度ですのでそこまで気にする必要はないと思います。
低温火傷の可能性についても同様に長く稼働しないのであれば気にしないで大丈夫かと思います。
センサーの誤作動リスクですが、これについても設置場所に注意することで回避可能だと思うので実際に使ってみてデメリットと言えるほどデメリットは感じませんでした。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ヒーター セラミックファンヒーター 人感センサー付 1200W（~8畳）PCH-125D-W他の使用シーンと活用アイデア
このアイリスオーヤマ製の人感センサー付セラミックヒーター（PCH-125D-W）は、トイレだけでなく以下のシーンでも活用できそうです。
- 脱衣所や洗面所
お風呂前後の寒さ対策に最適です。 - デスクワークの足元暖房
冷えやすい足元をピンポイントで温められます。 - 補助暖房としての使用
メイン暖房が届きにくい場所での補助的な使い方もおすすめです。
換気の必要もなく、閉所での使用に向いているため、使う人の生活に合わせることでさらに活用の幅は広がりそうです。
他に良いアイデアがあればコメントで教えてくださいね。
まとめ
アイリスヤマ製人感センサー付セラミックヒーター（PCH-125D-W）は、以下のような方に特におすすめです：
- 空間狭いを効率良く暖めたい方
- トイレや脱衣所などでのヒートショック対策したい方
- コンパクトで安全性の高い暖房器具を探している方
私たちはトイレでの使用を想定して購入しましたが、その使い勝手の良さに驚きました。これ1台あれば寒いトイレから解放され、快適なトイレタイムを過ごせます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ヒーター セラミックファンヒーター 人感センサー付 1200W（~8畳）PCH-125D-W寒い冬を乗り切る頼もしいアイテム、ぜひお試しください！
