フィリピン大学獣医学部を卒業し、日本で獣医師として働いている私ぱぐ。4年間の留学生活を経て帰国し、今だから言える「やっておけばよかったこと」があります。

これから留学を目指す方、あるいは現在フィリピンで勉強している方へ。後輩に伝えたいことをまとめました。

この記事を書いた人|ぱぐ

現役獣医師・フィリピン国立大学獣医学部卒。2012〜2016年にフィリピン国立大学(UPLB)獣医学部に4年間在籍し卒業。日本の獣医師国家試験に合格後、現在は宮崎県で牛獣医師として勤務。3児の母。

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その① 英語・英会話力をもっと鍛えておけばよかった

これは後悔ナンバーワンです。

フィリピン大学獣医学部の授業はすべて英語で行われます。入学前に「TOEFL40点でいいんでしょ」と軽く考えていた私は、現地に着いてから英語難民になりました。専門的な獣医学の内容を英語で理解し、英語でレポートを書き、英語で発表する。これが最初は本当に辛かったです。

それでも乗り越えられたのは、本当に、ただただ優しい友人に囲まれていたからでした。友人たちが助けてくれなければ、英語の壁で挫折していたかもしれません。

今から留学を目指すなら、日常会話レベルの英語はもちろん、医学・生物学の英語表現にも触れておくことを強くすすめます。TOEFLのリスニング・スピーキング対策だけでなく、「英語で考え、英語で話す習慣」を日本にいるうちに身につけておいてください。

その② タガログ語を少しでも学んでおけばよかった

「フィリピンは英語が通じるから大丈夫でしょ」——そう思っていました。確かに英語は通じます。でも、現地の学生同士の会話はタガログ語です。

特に困ったのが畜産学の授業でした。フィリピンの農村部の家畜文化や農業事情を背景にした内容が多く、教授がタガログ語で補足説明をする場面がありました。英語に加えてタガログ語が分かれば、もっと授業の理解が深まっていたと今でも思います。

また、友人関係においても、タガログ語で冗談を言えたり、相手の言葉で話せたりすると、一気に距離が縮まります。日本語と構造が違いますが、基本的な挨拶や日常会話なら1〜2ヶ月あれば身につけられます。留学前にぜひ取り組んでみてください。

その③ UPLB-CVMの公式サイトをもっとちゃんと見ておけばよかった

私が留学した当時は、手続きのほとんどを大学の担当者がやってくれていたため、自分で公式サイトを見て情報を取りに行く機会があまりありませんでした。

でも今思えば、フィリピン大学獣医学部の公式サイトには、カリキュラム・入学要件・卒業要件・研究内容など重要な情報が詳しく載っています。英語ですが、Google翻訳を使えば十分に読めます。

「どんな科目があるのか」「卒業に何単位必要か」「附属病院ではどんな動物を扱うのか」——こういった情報を事前に把握しておくだけで、現地での学びの効率が大きく変わります。

これから留学を目指す方は、入学前の段階から公式サイトを積極的に読み込む習慣をつけてください。それ自体が英語力のトレーニングにもなります。

それでも、この選択は間違いじゃなかった

後悔していることを書いてきましたが、誤解しないでほしいのは、フィリピン大学獣医学部への留学を選んだこと自体は、人生で最良の決断のひとつだったということです。

日本の国立獣医大には受からなかった私が、フィリピンを経由して獣医師になり、今こうして臨床の現場に立っています。4年間で出会った友人たちは今も結婚式に呼んでくれるほどの存在で、あの経験は私の人格そのものを作ってくれました。

もし今、「フィリピン留学」という選択肢に迷っているなら——この記事が、少しでも背中を押す材料になれば嬉しいです。

まとめ:やっておけばよかった3つのこと

  1. 英語力・英会話力の強化——特に医学・生物学の英語表現に慣れておく
  2. タガログ語の基礎学習——日常会話レベルでいい。授業理解と友人関係の両面で効いてくる
  3. UPLB公式サイトを読み込んでおく——カリキュラム・要件・研究内容を事前に把握しておくと現地での動きが全然違う

もしフィリピン大学獣医学部への留学を目指している方、あるいは実際に決まった方がいたら、ぜひご連絡ください。生活周りは全力でサポートしたいと思っています。

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フィリピン国立大学(UPLB)獣医学部に2012〜2016年の4年間在籍し卒業。日本の獣医師国家試験に合格後、現在は宮崎県で牛獣医師として勤務。3児の母。フィリピン留学・英語学習・現地生活について、4年間の在籍経験と医療系国家資格保有者の視点から本音で発信しています。