『カランメソッド』という英語学習法を皆さんご存じでしょうか。私ぱぐはブログで英語に関わる記事を書き始めて初めて出会った言葉です。そんな勉強方法があったんかい!と調べてみました。
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●英会話力をどうにかしたい方
●英語留学を考えている方
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英語学習法│カランメソッドとは?
カランメソッドとは、語学学校ベルリッツ(イタリア)で働いていたロビン・カラン氏が当時の生徒のために考案した手法です。講師が早口の質問を2回繰り返し、それに対して学生が正確な文章(決まった答え)で答えるというシンプルなもの。カラン氏はイタリアで効果を実感した後自らのスクールを開講し、多くの生徒を育てました。
カランメソッドの最大の特徴は、膨大な量のリスニングとスピーキングが同時に進行していくため、通常の4倍のペースで英語の習得が可能となります。英語を聞いて、すぐに英語で(かつフルセンテンスで)返さないといけないので、”英語を英語で考える”習慣が身に付きます。日本語の英語教育で一番欠けてる部分を、カランメソッドでは実践しています。
カランメソッドのメリット&デメリット
メリット、デメリットを3つずつ挙げてみました。
メリット
- 4倍速で学ぶことができるので効率的
- リスニング・スピーキングを同時に鍛えられる
- 片言単語の返答ではなく、フルセンテンスで正しい文章で回答する癖がつく
デメリット
- 初心者には難易度高め
- テキストに使われている単語が古いという指摘
- 一部文章が堅すぎて日常使いしないような言い回しもある
また、カランメソッドはイギリス英語である点は理解しておくべきです。アメリカ英語・イギリス英語、リスニングとスピーキングの訓練として考えるならばあまりこだわる必要がない点かなと個人的には思いますが。
カランメソッドのメリット
自力で勉強するよりも4倍のペースで英語脳を身に着けることができるので、非常に効率的で費用対効果があると考えられます。普通にフリートークで英会話をするのも何もしないよりは断然いいのですが、カランメソッドはかなりのスパルタで英語のシャワーを浴び続けるイメージです。
TOEICの点数にして100点以上伸びる方もいるそうですが、リスニング・スピーキングの力を同時に鍛えることができるため、決して盛った話ではないでしょう。リスニング、聞く力が上がれば英語力の底上げになるので、もちろん読むこともより早くなります。部分的な能力の伸びに収まらないことは優に想像できます。
また、講師の早い質問にすばやく反応しないといけない上に、正しい文章を求められるため、反応力と正確な文章を日本語を介さずに考える力が身に付きます。4年間フィリピン留学していて感じたことですが、”英語を英語で考える力”は日本の英語教育では絶対に培われない力です。なぜなら英語を使う/アウトプットする場面が著しく少ないからです。膨大な量の英語のシャワーを浴びて、必死にアウトプットする機会があることで英語力が伸びないはずがありませんよね。
カランメソッドのデメリット
ただ、これだけメリットの多いカランメソッドですが、当然初心者には難易度が高いです。そもそも講師の話すスピードが普通より早いペースで繰り返されるので、その時点で初心者からすれば「うー!そもそも聞き取れない!」という状態に陥るかと思います。もちろんカランメソッドも最初から難易度が難しいものを取り扱ってはいません。中学英語のシンプルな文章から徐々にレベルが上がっていきます。最初は聞き取れない・講師のスピードについていけないという葛藤の時期を耐える必要があります。リスニングの学習にはなっている!と割り切って考えて耐え続ければ、いつかは必ず慣れます。慣れには個人差がありますが、そのスピードに慣れることがカランメソッドをやることの極意でもあるのです。
他のデメリットとしては、カランメソッドで使われているテキストはそんなに頻繁には改訂しません。なので使われている単語が古いというデメリットを抱え続けてきました。しかし調べたところ2012年に大幅改訂したようで、あまりに古くて使われない表現は現代で使われている言い回しに変えたようですね。この点もデメリット回収ということで好印象です。
5教材比較(QQEnglish, Nativecamp, GeosOnline, EnglishBell, EnglishTalk)
レッスン時間 | 通常英会話レッスン料金 | スクールメモ、ぱぐの所感 | |
QQ English | 1回25分 | 459円/回(7348円/月16回) 355円/回(10648円/月30回) | 講師を選ぶ際に毎月付与される“レッスンポイント”を消費する。予約率の高い講師はポイントも高く、追加購入が必要←これに高くつきそう。 |
ネイティブキャンプ | 1回25分。ただし、 5~10分の 短い時間でもOK | レッスンし放題(6480円/月) | 24時間好きな時にレッスン可能なため自由度が高く、他にない自習コンテンツなどもある。使いたおせればお得か? |
ジオスオンライン | 1回18分(standard) または40分(double) | 756円/回(6050円/月8回) *フィリピン人講師 | ネイティブ講師とフィリピン人の講師とで料金体系が異なる。厳しい採用基準があり、講師の質が良いことを強めにアピール。 |
イングリッシュベル | 1回25分 | 634円/回(6336円/月10回)772円/回(3861円/月5回) | 様々なクラス(発音、カランメソッド、TOEIC、他多数)が用意されていて自分でその都度組み立て可能。格安を売りにしないスタンス。こちらも講師の品質の高さが売り。国際規格ISO9001取得 |
イングリッシュトーク | 1回25分 | 毎日1pointプラン:187ー193円/回(5800円/月30‐31回) 月間pointコース:500円/回(10point: 5000円/月10回) | コースにカランメソッドの紹介はあるものの、料金プランとの絡みが分かりにくい。 コスト重視なら他と比べると圧倒的安さ。 |
個人的に気になっているのはイングリッシュベルです。イングリッシュベル以外のオンライン教材だとカランメソッドは別料金ですというスタンス。しかも結局カランメソッドだといくらかかるのかが分かりにくいなぁとどの教材でも感じました。イングリッシュベルはホームぺージで調べた上では別料金スタイルではなかったので、その点が好印象でしたね。
ただ、やはりコストパフォーマンスで考えるとQQEnglishかネイティブキャンプが万人受けという点では強いのかな~といった印象です。
また、カランメソッドだとテキスト代も別途かかるようなので、その点注意が必要ですね。
まとめ
副業翻訳に向けて、効率的な英語学習法「カランメソッド」を検討するための教材比較記事でした。いかがだったでしょうか。ご意見・体験談等々お持ちの方は教えて頂けますと幸いです^^