赤ちゃんの寝かしつけ、お悩みの方は多いのはないでしょうか。夜泣きや夜の授乳は睡眠も分断されて、親(特にママ)にとってはとても負担になりがちです。赤ちゃんとママパパが快適に眠れる環境を整えるために、今回は育児、特に寝かしつけに役立つ5つのアイテムを紹介します。これらのアイテムを上手に活用することで、親子ともにより良い睡眠環境を目指しましょう。
ずばりこの5つです。①タブレット、アレクサ、その他音楽再生ツール ②バランスボール ③足元灯 ④加湿器 ⑤アイマスク 特に①と⑤、これからの季節は④も必須ですね。
- 子供の寝かしつけに悩んでいる方
- 寝室を見直したい方
①タブレット、アレクサ、その他音楽再生ツール
タブレットは育児における多用途なアイテムであり、赤ちゃんのリラックスにも役立ちます。例えばホワイトノイズのように、赤ちゃんが安心できるような音、波の音などを流すことで、自然と眠りに誘ってくれます。現在の我が家でのタブレットの用途は、長女が動画好きで隙あらばずっと見ているのですが、今は土日の午前午後2時間ずつ、平日は30分だけ、と一応ルールを作っています。
ここ1~2年の発見ですが、子供寝室で寝るときのアレクサBGMは結構便利ですね。「アレクサ、眠れる洋楽をかけて」が毎晩のルーティンです。ついてないと「いつものかけて」と長女にお願いされます。寝る環境の習慣化ってこういうことか・・・と実感しました。
便利ツールを全く使わずに子供につきっきりで100%向き合えればそれが一番いいのかもしれませんが、私は精神的に結構キツイなぁと最初の育休中感じました。母親が追い詰められて子供に向き合えないのでは本末転倒です。使えるものは使う、今はそういう時代、そんな感じで割り切って使っています。
②バランスボール
テレビ番組で紹介されていたバランスボールの寝かしつけ効果、皆さんお試しになったことありますか。バランスボールを利用すると自然な縦揺れで寝かしつけを助けてくれます。上の子達が乳児のときは、我が家では結構使用頻度高めでした。効果的なタイミングとしては
1.すでに激しく寝ぐずりしている
2.お腹がある程度満たされ、寝ぐずりに移行する前(落ち着いてはいる)
3.ベッドへの着地失敗後のぐずり
この2つのタイミングであればほぼ100%と言っていいほど寝てくれました。
失敗例
テレビでバランスボールの効果を知って数日後、タイムリーにうちの子が初めて夜泣きしました。早速使ってみたのですが、30分近く粘っても結局起きてしまいました。諦めてミルク作って飲ませたら即落ち笑 空腹時や完全に目が冴えているときの効果は✕でした。
成功例
お昼寝の寝かしつけとして初めて使ってみた際、ネットサーフィンしながら片腕に赤ちゃんを抱いて、無心に弾み続けたところ、静かになったなとふと赤ちゃんに視線を落とすと眠そうな気配。そしてゆる~っと瞼が落ちていきました。そのままベビーサークルに下ろしても、起きずにそのまま寝てくれたので、もう感動。うちの子は現在午前・午後1回ずつお昼寝タイムがだいたいあるので、同日、午後に「お、そろそろかな?」というタイミングでもう一度使ってみたらこれまた程なくして寝落ち!
本人の眠たいタイミングで使用するのが一番のコツではあるけど、それなりに効果はあり。立ってゆさゆさよりは、断然こちらの肉体的負担が少ない。
ちなみに、3人目の現在は出番がなく、これまでぐずったらもう即おっぱい、これに尽きる、と思っていましたが、5ヶ月齢を前にして母乳量が減少しているのか、本人の要求量に追いついていないのか、授乳後でもグズりが収まらないときに使ってみたところ、10分以内にスッと寝落ちました。改めて、バランスボールの威力を痛感・・・!
③足元灯
我が家では、上2人が乳児のときには足元灯のみでミルクを飲ませて寝かしつけをしていました。赤ちゃんが眠りについているときに部屋の明かりをつけると刺激となってしまうため、柔らかい足元灯が重宝されます。緩めのねんトレを意識はしていたのか、赤ちゃんの視界に直接光が入らない環境を整えていました。だいぶゆるゆるですけど。
ちなみに、当時使っていた足元灯は、子供寝室で寝かしつけの見守りがてら今はブログ作業を同じ空間の中でしていて、そのデスク灯代わりに使っています。
④加湿器
赤ちゃんにとって快適な室内環境を保つため、適度な湿度は欠かせません。特に寒い季節やエアコンを使用する場合、空気が乾燥しがちです。加湿器を使用することで、空気の乾燥を防ぎ、赤ちゃんだけでなく大人も、鼻や喉の健康を維持し、快適な呼吸ができる環境が整います。湿度が適度に保たれていると、風邪や肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。
⑤アイマスク
こ れ !最近買ってQOLが上がったものの一つです。夫婦で寝る環境の好みが違っていることってよくあると思うんですけど、私ぱぐは真っ暗な環境が好きな一方で、夫は薄明りついている方が好きなんです。夜中の授乳で起きて飲ませ終わったあと、赤ちゃんもすんなり寝てさぁ自分も夢の続き・・・といきたいのに目が冴えて全然眠れないー!なんてこと、結構ありません?普段気にならない薄明りが、めちゃくちゃ気になっちゃうんですよね。
ということでアイマスク、買いました。衝動的に触りたくなるスマホも、「アイマスクをわざわざ外す」というワンクッションがあるおかげで抵抗を感じ、そうこうしているうちに気づけば寝落ち、という感じで朝すっきり度合が上がりました。この勢いで朝活の習慣付けにつなげたいと思う今日この頃。
余談:4、3、0歳児の育児をしていく中で思ったこと
赤ちゃんがぐずって泣くたびに、1人目のときはすごく心がざわざわしていました。夜中でも「ふえぇ・・」の泣き始めの助走でハッ!と目が覚める、みたいな。3人目ともなると、そのセンサーもだいぶ緩くなってしまって、我が家は大人寝室(夫婦+0歳児)と子供寝室(上の子達)に分かれているのですが、上の子達の寝かしつけのために子供寝室で寝落ちてしまうこともしばしば。部屋が違うとさすがに気づけずに夫に起こされることが多くなってきました(3人目にして初の母乳育児のため)
ただ、同じ部屋にいれば100%起きれているので、母親っていうのは自然と睡眠が浅くなってしまうものなのかなと改めて身に染みて感じているところです。
意外と少ない?実は2割に満たない夜泣き児
乳児の母親の18%が夜泣きに直面しており,その中の3割程度が深刻な状況にあると予測できた
乳児期の夜泣きに関する実態調査 : 有効な看護介入の基本情報として
Survey of night-time fussing and crying behavior of infants for obtaining fundamental information on an effective nursing approach for mothers (2009/01/01)
篠原ひとみ、兒玉英也、吉田倫子、成田好美
正直、もっといるだろうと思っていました。日本中の妊婦さんにアンケートをとった訳ではないので、この値が絶対とは思えませんが(この引用論文では211名を対象としていた)、それでも驚きです。この調査では夜泣きの開始時期は生後5~7ヶ月と生後1ヶ月以内が多かったと回答がなされていました。生後1ヶ月以内の夜の泣きは厳密には夜泣きではないとされています。ちなみに、夜泣きの開始時期が7ヶ月以降のときには夜泣き継続月数が長引く傾向にあるとこの調査では明らかになりました。
また、この調査では月齢、夜泣きの持続時間、そしてその時間帯にも着目していました。
- 生後3ヶ月以前に開始した夜泣き持続時:間が長く、時間帯は0~1時が多い
- 生後4ヶ月以降に開始した夜泣き:持続時間が短い傾向にあり、時間帯は2時以降に多い
性別、出生体重、授乳方法や様々な保育環境に関するパラメーターについて、夜泣きの有無に関連深いものはなかったそう。ただし、性質として“一度目覚めるとなかなか寝ない子”の割合は“夜泣きのある子”で有意に高かったそうです。夜泣きする上になかなか寝てくれない・・・メンタルを削られますね(;´・ω・)
まとめ
睡眠の質は精神状態に直結します。100%このやり方が効きます!なんて方法はおそらくないのではないかと思います。試行錯誤、お母さんたちは何とか自分の子に合う寝かしつけ方法を模索し続けるしかありません。
その模索する一助として、①タブレット・アレクサ・その他音楽再生ツール ②バランスボール ③足元灯 ④加湿器 ⑤アイマスク この5つをまだお試しでない方はぜひ試してみてください。